英語学習の正しい順番とは?

英語について

英語を学びたい、学び直したいと思ったとき、よく聞かれるのがこの質問です。

「語彙、文法、リスニング、スピーキング、発音……何から始めればいいのでしょうか?」

私も通訳者、英語コーチとして多くの方と向き合う中で、この問いに何度も立ち会ってきました。 この記事では、「英語を実際に使えるようになる」ための学習順序を、わかりやすく整理してお伝えします。

英語学習のおすすめステップ(4フェーズ)

順番スキルポイント
語彙+発音「単語がわかれば止まらない」
文法「構造がわかれば応用できる」
リスニング「意味を理解しながら聞く」
スピーキング「知っていることを、使う」

① 語彙と発音は“地面”を作る

最初に覚えるべきは、実は単語です。そしてその際に大切なのが正しい音とセットで覚えること。カタカナ発音で覚えてしまうと、リスニングの壁にぶつかりやすくなります。

おすすめは、音声付き単語帳やアプリを使って、視覚・聴覚・発声を連動させることです。

② 文法は“地図”になる

文章の構造を理解するには、文法の知識が必要です。ただし、いきなり難しい文法書に挑む必要はありません。

中学英語レベルの基本文法を、実際に口に出してパターンとして覚えることが効果的です。「学ぶ文法 → 話す練習」のセットがポイントです。

③ リスニングは“耳の中の語彙テスト”

「聞き取れない」原因の多くは、知らない単語や構文が含まれているからです。

聞こえた音を“意味”に変換できるようにするには、リスニング前に語彙と文法をある程度インプットしておくことが前提になります。

④ スピーキングは“使って定着させる”

スピーキングは「最後の仕上げ」。でもアウトプットの機会は、学習の初期段階から少しずつ取り入れるのが理想的です。

シャドーイングや短文の言い換え練習を通じて、“使える語彙と文法”として定着させていきましょう。

バランスよく、でも順序は大切に

語彙 → 文法 → リスニング → スピーキングの順で伸ばしつつ、すべてを同時に少しずつ練習するのが理想です。

「まだ話せないから…」とスピーキングを避けるのではなく、「話しながら育てる」イメージを持つと、英語はグンと身近になります。

まとめ:今の自分に必要なステップを知ろう

英語学習には、明確な“ステージ”があります。
自分が今どこにいて、何が足りていないのかを整理すると、学習はもっと効率的に、そして楽しくなります。

あなたの学習ステージ、見直してみませんか?

英語コーチとして、あなたの目標や課題に合わせたサポートも行っています。
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